【計画】東大受験における目標の決め方
東大受験における目標の決め方
東大合格をするためには戦略的に効率的な対策を行っていく必要があります。
そのためにまず最初に目標を立てましょう。
東大入試の配点
まず国立大学の試験は試験が2回あります。
一次試験はいわゆるセンター試験。マーク式です。
二次試験はいわゆる個別試験。大学別です。
センター試験の自己採点結果を見て個別に大学へ入試の申し込みをして、
二次試験を受験することになります。
二次試験を受けるようとするときに、
応募者数によってはセンター試験の点数で「足切り」をされ、
申し込みをしたのに試験を受けずに不合格になる場合があります。
東大の配点は、
センター試験が900点満点、
二次試験はセンター試験分が110点に圧縮され、これに個別試験分440点を加算し、550点満点です。
したがって、センター試験と二次試験の配点比率は「1:4」です。
東大の場合、センター試験の点数は圧縮後でいうと大体100点弱くらいで差がつかないので、
二次試験が合否の分かれ目です。
目標は合格最低点
目標は合格最低点です。
東大は公式に合格者の最高点・最低点・平均点を公表しています。
河合塾が運営している東大塾にまとまっていて便利です。
そうすると目標とすべき点数はだいたい下記になります。
科類 | 目標点 |
---|---|
文科一類 | 360/550 |
文科二類 | 350/550 |
文科三類 | 350/550 |
理科一類 | 330/550 |
理科二類 | 320/550 |
理科三類 | 390/550 |
文系と理系は科目が違うため比較はできません。
科類間は科類別に採点してるかしてないかわかりませんがあまり気にしなくてよいです。
難しさは、次のような感じです。
文系・・・文一>文二>文三
理系・・・理三>>理一≧理二
文理含めた難しさは感覚的なものになりますが、
理三>>文一>文二>文三>理一≧理二
かなと思います。
詳しくは後述しようと思っていますが、
文系は合格点が高くて超得意科目がない限りどの科目も手を抜けません。
苦手があったら受かりません。
数学が苦手だから英語で頑張ろうと思ってもハードルが高いです。
理系は苦手があっても他の科目でカバーがしやすいです。
国語が苦手なら数学で稼げばよいということが実行しやすいです。
そう思うとなんだかんだで私の考える難易度は最低点順どおりということになります。
科目別目標点
目標点は科目別に立てましょう。
ある科目が苦手でも得意な科目で稼ぐ、といった考え方ができるようになります。
センター試験は100点だったと仮定して、
二次試験で必要な点数は下記です。
科類 | 二次目標点 |
---|---|
文科一類 | 270/440 |
文科二類 | 260/440 |
文科三類 | 260/440 |
理科一類 | 240/440 |
理科二類 | 230/440 |
理科三類 | 290/440 |
これを前提に考えていきます。
文系(文一の場合)
文一志望の目標点を考えます。
点数のとりやすさから考えると下記が目安になると思います。
英語 | 数学 | 国語 | 地歴 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
配点 | 120 | 80 | 120 | 60*2 | 440 |
目標点 | 80 | 50 | 60 | 40*2 | 270 |
文二、文三を目指すのでしたら、いずれかの科目を5〜10点下げて考えられます。
理系(理一の場合)
理一志望の目標点を考えます。
バランスよく取る場合は下記が目安になると思います。
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
配点 | 120 | 120 | 80 | 60*2 | 440 |
目標点 | 75 | 45 | 40 | 40*2 | 240 |
理数で稼ぐなら英語が苦手で60点くらいだったとしても受かります。
英語が得意なら数学が30点取れなくても受かります。
まとめ
- 東大は二次試験重視
- 目標点は最低点
- 目標点は科目別に決める
科目別の点数のとりやすさなどは別記事にて。