東大卒の大学受験勉強法ブログ

東大・京大・医学部・旧帝・早慶など難関大志望者向け対策法を紹介。

【世界史】受験に使える世界史の一般書・ビジネス本

世界史の教科書至上主義

受験科目の中では英数の負担が大きいのは言うまでもないですが、
それに次ぐ負担と難易度の高さとしては世界史が挙げられると私は考えます。

私大の単答問題なら高3から一問一答でひたすら暗記をすればよいのでしょうが、
論述問題となると歴史の流れをつかむ必要があり、世界史を広く深く学ぶ必要があります。

世界史の学習法といったら、教科書を読めというアドバイスが多く、
受験体験記にも教科書だけで受かるという人もいて、
睡魔との闘い、もとい臥薪嘗胆を脅迫するような文言が並びます。

はてさて、東大の過去問の論述問題の模範解答は教科書に書いてあるのかというとあまり書いておらず、
はっきりいってあのレベルのことを教科書の通読だけで咀嚼しておいて書くのは多くの人には難しいはずで、
実際は予備校や学校のわかりやすい授業で背景知識や流れを把握しておいて、
細かい所はともかく、要点と流れを外さない回答をしていく方が効率的だと思います。

そのため、私はその授業で東大世界史は闘えるという高校に通っている人を除けば、
世界史だけでも予備校に通うことをおすすめしています。

一言でいうと「教科書で眠るな、面白くて役立つ講義を受けろ」です*1

世界史シャワー

世界史は、初めは歴史の流れ以前に、人名はもちろん国名と地図を覚えなければいかず、
またどのくらいまで覚えたらいいんだろうと、あれこれ大変です。
こればかりは自力でやるしかないので、何度も目にして口にして、世界史シャワーを浴びるのがよいです。

そのとき、同じ教科書だけ使うのではなく、他の参考書や本で、
「あーこれ見たことある、大事なんだ」といって覚えていくことが肝要だと私は考えます。

そこで、受験生向けではなく、一般向けの一般書・ビジネス本をおすすめします。
受験生向けの世界史本はわかりやすいと言ってても眠くなるので、一般向けが使えたりします。
学校で強制読書タイムがある場合や息抜きとしても使えます。

受験に使える世界史の一般書・ビジネス本

受験に使える世界史の一般書・ビジネス本を並べておきます。
ちなみに、一般向けの通史はわかりにくくて浅くて眠くなるので、通史なら教科書の方がいいです。
別に読まなくてもいいものなんで、興味があるものからお読みいただければと思います。

お金で歴史は動くという視点で歴史を見ると面白いです。
かっこよく言うと、経済史的な観点というのは受験にも役立つ視点です。

そうだったのか!アメリカ (集英社文庫)

そうだったのか!アメリカ (集英社文庫)

そうだったのか!中国 (集英社文庫)

そうだったのか!中国 (集英社文庫)

そうだったのか! 朝鮮半島

そうだったのか! 朝鮮半島

池上彰の大衝突 終わらない巨大国家の対決 (集英社文庫)

池上彰の大衝突 終わらない巨大国家の対決 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史〈パート2〉 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史〈パート2〉 (集英社文庫)

池上彰シリーズ。厚いですが、読みやすいのでおすすめです。
少し古いですが、問題ありません。

歴史が面白くなる 東大のディープな世界史

歴史が面白くなる 東大のディープな世界史

歴史が面白くなる 東大のディープな世界史 (2)

歴史が面白くなる 東大のディープな世界史 (2)

受験ネタですが、わかりやすくとっつきやすいと思います。

最後に

世界史は楽しい!と思えたら勝ちです。
映画も役に立つのでいずれまとめたいと思います。

*1:ただ、残念ながら(?)教科書も一応読んでおいた方がいいですよ。