【勉強法】模擬試験(模試)の活用法
模擬試験(模試)の目的
模擬試験(模試)の目的は次のような点があります。
- 現状の学力の把握
- 今後の学習計画の再考
- モチベーションの向上
ただ漫然と日々勉強していても正直マンネリしてしまいますし、
本当にこのままで第一志望(東大)に受かるのだろうか不安になると思います。
その打開策として、定期的に適切な模試を受験されることを推奨します。
東大模試やセンター模試は本番と同じ日程で実施してくれるので、
リハーサルという意味もあります。
おすすめの模試
東大志望者向けのおすすめの模試です。
もちろん、医学部、京大、旧帝大向けの人にもおすすめします。
高1・高2
駿台模試(記述式)を受験しましょう。
年に3回あります。予定最優先で漏れなく受験しましょう。
高2の最後は東大レベル模試という名前です。
河合塾や東進や進研の模試は、問題のレベルが低く母集団に優秀層が含まれていないので、
受験する必要はありません。
駿台模試では偏差値70以上を目指しましょう。
高1・2の間は国語(特に現代文)は気にしなくてよいので、英数だけ気にすればよいです。
集中的に勉強すれば簡単に偏差値は上がるので、
一回悪い偏差値を取ったからといって東大を諦めるのは早計です。
諦めずに勉強を続けてください。
高3
駿台と河合塾の東大模試とセンター模試を受験しましょう。
その他の記述式・マーク式模試は受験しなくてよいです。
駿台の東大実戦と河合塾の東大オープン(東大即応オープン、東大OP)がそれぞれ夏と秋に開催されます。
代ゼミの東大プレは申し込みだけしてその場で受験せず後日冊子をもらって、入試直前期に取り組むとよいと思います。
今はどうかわかりませんが、代ゼミの解答用紙が東大本番に一番近いです。
このとき、東大志望者は京大模試等の他大の模試は受験不要です。
京大模試等の方が母集団のレベルの関係上判定がよくなる可能性があり、
入試直前期に判定が良い大学を受けようという内外からの意見が出てきてしまう恐れがあります。
高3模試から浪人生とバトルが生じるので、判定は低くでることが普通で、
現役生は英数古典でしっかり点数が取れているかを最重要課題と捉えてください。
もちろんA判定を取れたら万歳ですが、だからといって油断しないでください。
また、全部E判定でもしっかり対策を取れれば間に合うので諦めないでください。
模試受験後
模試を受験したら判定に一喜一憂せず、どこで点数がとれて落としているか把握しましょう。
もちろん1回の模試ですべてを考えてはいけませんが、必ず分析しましょう。
例えば、高2駿台模試の偏差値が数学75、英語60なら、普段の勉強時間配分は英語重視にすべきです。
他にも、和文英訳が悪かったとしても東大で出題されないから問題なしとか、
数学のケアレスミスが多いから、普段の勉強時も必ず計算は省略せずに取り組もうとか、
学べることをたくさん学びましょう。
地方の高校生向け
時間やお金がかかっても駿台模試や東大模試は受験しましょう。
あと夏の東大模試は東京で受験してみるとか、東大見学も兼ねて行ってみるとかも良い経験になると思います。