【勉強法】一生使える暗記法
暗記アレルギー
東大をはじめ難関大に合格するためには、
非常に多くの参考書・問題集に取り組む必要があります。
そうするとそんなに暗記できないよ、記憶できないよと面食らう人もいるも多いと思います。
わかりやすい例が英単語帳。
有名な単語帳*1が1900語、3000語、5500語を覚える必要があるというと、
そんなに覚えられる記憶力はないと虫酸が走る人も多いと思います。
多くの人は暗記アレルギーです。
すぐ忘れてしまうから東大なんて無理という思い込みで東大合格を諦めるのはもったいないです。
エビングハウスの忘却曲線
暗記が苦手、覚えられないという人がいますが、それは普通です。
人間は覚えたことを忘れるものです。
学術研究としてよく紹介されるのが「エビングハウスの忘却曲線」です。
例えば、下記のNAVERまとめに解説があります。
matome.naver.jp
一言でいうと、時間が経てば経つほど覚えたことを忘れます。
だから、反復学習をして長期記憶として記憶を定着させていきましょうということです。
解法暗記=解法を理解して暗記する
暗記には理解を伴う暗記と理解を伴わない暗記(丸暗記)の2つに分けられます。
一般的に暗記というと後者の丸暗記を想起される方が多いです。
ただ大学受験は丸暗記では敵いません。
定期テストのように配布された傍用問題集の問題がそのまま出題されて、
選択肢の番号や内容を覚えていれば解かずに正解できるようなことは、
大学入試ではありえません。
必ず内容を理解した上で解法を暗記をしていく必要があります。
暗記の助けをしてくれるのは図・イメージです。
したがって、どの科目の学習をするにしても、
図・イメージを使って解説してくれる参考書を1冊目に使うことは大事です。
具体的には、中経出版の面白いほどわかる本や東進ブックスのはじめからていねいシリーズがあります。
これらの参考書を経ることで、無機質気味だが問題の質は高いような問題集は、
スムーズにこなしていけるようになります。
英単語については基本的には内容の理解は伴わないですが、
語源で覚えるという手法もあります。
参考書を何周もする
勉強法を調べているとよく何周したらよいかといった表現がされます。
1周というのはその参考書を一通り通読する、問題周を一通りを解くことを意味します。
ただ、2周とか3周とか7周を1問1問やっていくのは苦行です。
そんなこと真面目にやり遂げられる人は稀でしょう。
東大合格者の中にはそういう所謂ガリ勉タイプの人もいますが凡人には難しいでしょう。
したがって、何周もすることは必要ですが、
効率よく参考書をこなしていく工夫をしましょう。
◯△☓勉強法
効率的な勉強法を紹介します。
問題集や単語帳に取り組むときに問題文の近くに◯△☓を付けましょう。
使い分けは下記のとおりです。
◯ | スムーズに解くことができた (明日同じ問題を解いてもスムーズに解ける) |
△ | スムーズではないが解くことはできた/ケアレスミスをしたが解法は覚えていた (明日同じ問題をスムーズに解けるかわからない) |
☓ | 解けなかった(明日同じ問題を解けるかわからない) |
そして、2周目以降は△☓のみを解いていきます。
2周目以降も◯△☓を隣に並べて記録していきます。
すべてに◯がつくまで何周もします。
◯がついた問題をもう1回解かなくてよいというのは、
本番でも同じように解ける可能性が非常に高いので、
その問題まで何度も解くのはコスパが悪いということです。
そして、入試本番や模試の直前期は、☓や△の記録が多い問題を中心に見返します(場合によっては解き直しします)。
☓や△が付いている問題は長期記憶として定着しがたいものなので、
あるとき集中的に取り組んで◯になっただけで定着してなかったものをこれにより拾うことができます。
◯△☓勉強法は問題集を想定しており、
内容を理解するための参考書では使いづらいため、
参考書と問題集はセットで使っていく必要があります。