【東大世界史】傾向と対策
東大世界史の目標点
東大世界史の目標点は60点中40点です。7割取れれば十分です。
問題構成は第1問が大論述、第2問が小論述・記述、第3問が記述式の単答問題が基本です。
大論述の分量は最近は600字で解答時間の割に結構なボリュームです。
小論述は基本的には30〜120字です。
東大世界史の対策法
通史
古代文明から現代までの基本的な流れをおさえます。
世界史は流れやストーリーが大事と言われます。
ある事件の背景/経緯/内容/結果/影響を説明できる必要があります。
その上で東大世界史は東京書籍の世界史Bの教科書(みんな東書と呼んでいます)がおすすめとよく言われます。
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/hs/syakai/book002/
学校の教科書は山川であることが多いので、多くの場合は自分で買う必要があります。
教科書は普通の書店では買えないので、指定の書店で個人購入の申込をする必要があります。
都心の紀伊國屋書店とかではたまに売っていますが基本は個別で買うしかないでしょう。
そうはいっても世界史は予備校に行くことを一番おすすめします。
東書の世界史であっても、過去問と突き合わせるとわかると思いますが、教科書に書いてないよという感じで限界があります。
しかも正直、東書の世界史もそうで、教科書なんて読んでたら眠くなります。
予備校の世界史の講師の講義を聞いて、その講義の要旨を自分で再現できるようにすることが効率的です。
そこで問題なのが予備校の選び方です。
予備校は基本的に個人商店の集まりです。
東大に合格者を多く輩出している講師に頼るのが一番です。
全国の受験生が誰でも利用できるのは東進の荒巻先生の講義です。
近くに河合塾や駿台があればどういう講義をやっているか情報を集めて判断しましょう。
単語の解説だけではなく流れやテーマの解説をしてくれることが大切です。
ストーリーを語ってくれる先生を探しましょう。
感覚的に言えば、そういう先生の講義は聞いてて面白いので面白い先生がよいです。
正直高校生にはどこも高い授業料だと思いますが、親にお願いしましょう。
自習室も使えるようになるし便利です。
論述問題の添削指導もしてくれるとなお良いです。
最近、リクルートがスタディサプリなるサービスを始めていますが、
お試し動画を見た限り世界史はまだ安かろう悪かろうの領域だと思います。
通史(自学)
事情により自学する場合もあろうかと思います。
ただ残念ながら東大向けの良い参考書は揃っていないので、
世界史が得意でない限り、自学で7割取る勉強するのは正直しんどいです。
そう断った上で、自学用の参考書は下記です。
これだけでは東大世界史に対応できませんが、大きな流れをつかむには良いです。
この参考書を読んだあとに教科書を読むと理解がスムーズになると思います。
- 作者: 荒巻豊志
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/05/31
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アウトプット用の教材はセンター試験の過去問がおすすめです。
山川のセンター試験への道はセンター世界史のバイブルです。
山川の教科書に概ね対応しているので、
教科書を1章読んだらコレをやるといって通史の基礎固めをするといいと思います。
センター試験対策も兼ねることができて一石二鳥です。
- 作者: 年森寛,今泉博
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本
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論述
これも通史とセットで予備校に行ったほうが良いです。
通史の講義で扱えなかったが試験で出るテーマ学習をやってくれたりします。
参考書はしいて言えば下記がよいです。
- 作者: 中谷臣
- 出版社/メーカー: パレード
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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東大世界史のまとめ
- 論述対策が重要
- 論述対策のためにも通史が重要
- 東書より予備校